第一留
イエス
死刑を宣告される
主イエス・キリスト、あなたは群衆の訴えやピラトの不正な宣告を忍ばれました。今あなたはご自身の死をもってすべての人が救いの恵にあずかるよう、望まれました。罪問憎しみに打ち勝たれたあなたの愛の模範に従って生きることができるよう助けてください。
第二留
イエス
十字架をになう
主イエス・キリスト、あなたは仰せになりました・。「わたしについてきたい者は、自分を捨て、日々、自分の十字架を背負って従いなさい」。人類の救いのために十字架をになって進まれるあなたに従い、わたしたちも自分の重荷をになって生き、救いの喜びにいたることができますように。
第三留
イエス
初めて倒れる
主イエス・キリスト、あなたは神のみ心に背くわたしたちの罪の重さを全身でお感じになりました。罪を繰り返すうちにその恐ろしさに鈍くなっているわたしたちが、自分の罪の重さに気づき、神のみ前に身をかがめてゆるしを願うことができますように。
第四留
イエス
母マリアに出会う
主イエス・キリスト、あなたは神のみ心に背くわたしたちの罪の重さを全身でお感じになりました。罪を繰り返すうちにその恐ろしさに鈍くなっているわたしたちが、自分の罪の重さに気づき、神のみ前に身をかがめてゆるしを願うことができますように。
第五留
イエス
クレネのシモンの助けを受ける
主イエス・キリスト、あなたはわたしたちの予期しない出来事を通しても、救いの恵をお与えになります。「わたしのくびきは負いやすい」と言われたあなたのことばを信頼して、日々の重荷を受けとめる強い信仰をお与えください。
第六留
イエス
ベロニカより布を受け取る
主イエス・キリスト、あなたは悲惨な状況の中でも、勇気ある行動のできる人を求めておられます。わたしたちもベロニカのように、人の思惑を恐れず、苦しみの縁にある人に同情と救いの手を差し出す勇気を持つことができるよう、力づけてください。
第七留
イエス
再び倒れる
主イエス・キリスト、あなたは絶え間なく続く苦痛のさなかで、、もう肉体の限界にきたとお感じになったのでしょうか。弟子たちに「心は燃えても、肉体は弱い」と仰せになったあなたは、もう一度力をふりしぼって歩き続けました。わたしたちも最後まであなたの後をたどることができますように。
第八留
イエス
エルサレムの婦人を慰める
主イエス・キリスト、あなたは罪を知らない方でありながら、罪人のように刑罰をお受けになりました。わたしたちうこそ罰を受け、生涯をかけて罪を償うはずの者です。自分を弁解しがちなわたしたちが、素直に自分の姿を見つめ、御父のもとに立ち返ることができますように。
第九留
イエス
三度倒れる
主イエス・キリスト、あなたはどこでも救い主の使命を貫かれます。みたび倒れても立ちあがり、救いのわざをまっとうされたあなたの愛の尊さをわたしたちに悟らせてください。十字架を避けようとする心をわたしたちから取り除き、最後まであなたの道を歩ませてください。
第十留
イエス
衣をはがされる
主イエス・キリスト、あなたは死の間際に、すべてを奪われ、人間らしい扱いも受けず、「屠り場に引かれる小羊のように、毛を切る者の前に物を言わない羊のように、口をひらかず」、ただじっと耐え忍ばれました。主よ、あなたの受けた傷によってわたしたちをいやしてください。
第十一留
イエス
十字架につけられる
主イエス・キリスト、旧約の預言者イザヤはすでにあなたについてこう預言しました。「彼は自らをなげうち、死んで、罪人の一人に数えられた。多くの人の過ちをにない、背いた者のために執り成した」。まさにあなたは、「正しい人を招くためではなく、罪びとを招いて悔い改めさせるため」においでになったのです。主よ、あなたのあわれみのまなざしをわたしたちに注ぎ、回心に導いてください。
第十二留
イエス
十字架で息をひきとる
主イエス・キリスト、あなたは十字架上で御父の望みをまっとうされました。み心を行うことは、この世にお生まれになったときからのあなたのただ一つの願いでした。あなたの死は御父への愛と従順、そしてわたしたちに永遠のいのちを与えるための死でした。主よ、あなたの奉献に合わせてわたしたちも全生涯をささげます。